昨日(8月20日)で、平成26年(2014年)「広島豪雨災害」から3年が経ちました。10時より安佐北区民文化センターで広島県・市の合同追悼式が行われました。
77人が犠牲となった「広島豪雨災害犠牲者追悼式」には遺族や住民ら約600人が参列し、犠牲者を悼みました。県と広島市が合同で行う追悼式は今年で最後です。
追悼式の最初に広島市消防音楽隊による献奏が行われ、全員で黙とうをささげました。
湯崎広島県知事の式辞・松井広島市長が式辞で「防災、減災のための整備が着々と進むとともに地域の再生の動きが着実に広がっています。県民・市民の誰もが安全、安心に暮らせる街の実現に向けてまい進することを誓います」と述べました。
このあと、土砂災害で夫を亡くし、みずからも足を切断する大けがを負った安佐北区の宮本孝子さん(77)が「今でもささいな物音や大雨、雷におびえ、恐怖を感じます」と今も続くつらい心のうちを明かしたうえで、先月の九州北部豪雨に触れ「一刻も早く助けてあげてほしい。災害で亡くなる人がいなくなる世の中になることをせつに願います」と訴えました。
全参加者の献花で追悼式は終了しました。
安佐区民文化センター
献花(元広島市職員竹内重喜氏ご遺族)