昨日(11月9日)は、盛岡市から東北新幹線で仙台市に行き仙台市の「下水道事業のアセットマネージメント」について研修をしました。
仙台市の下水道事業は明治32年着工し、今年で119年目となります。(東京・大阪に次いで国内で3番目の古い下水道事業)現在汚水施設整備率は99,6%です。
アセットマネジメントとは
アセットマネジメントとは、組織の持つ資産(施設)から最大の効果を得るために建設や管理などを計画的に調整し、実施すること。現在のサービスの状態を把握して、潜在的なリスクを評価したうえで、目指すべき目標や事業の優先順位を決定する基準を定めて運用し、改善し続ける仕組みを構築することが求められます。
日本初となるISO55001の認証を取得
仙台市下水道事業の管路部門が、平成25年度に国内で初めてアセットマネジメントシステムの国際規格ISO55001の認証を受けました。
市内の汚水施設整備は、平成20年度までに概ね完了しており、今後は、維持管理や改築に加え、地震や浸水など災害に対する対策も進める必要があります。予算や人員の資源が限られる中、アセットマネジメントを活用した事業の優先順位付けや長期の費用予測などを行うことで、事業の安定的、効率的な運営や施設の安全性の確保を図っていきます。
これまでの調査により、下水道管は標準耐用年数の約1.5倍、設備は約1.5~2倍の使用が可能であることが明らかになり、更新回数を減らすことで、経費を抑制する効果も期待されています。また、震災時には、アセットマネジメント導入により整備したシステムを活用し、被害調査を円滑に行うことができました。
視察を終えて仙台空港から大阪伊丹空港に飛び、新幹線で帰ってきました。
京都→東京→盛岡→仙台→大阪→広島とまるで本州縦断の視察でした。
パワーポイントで説明を受けました
委員長 挨拶