昨日(11月16日)は、ボジョレヌーボーの解禁日でした。調度飲み会がが有ったので早速買って皆さんで乾杯をしました。
時差の関係で世界で日本が一番最初に飲めるのだそうです。
ボージョレーワイン (フランス語: Vignoble du Beaujolais)
フランスワインの1つ。ローヌ県北部、ソーヌ=エ=ロワール県の数箇所のコミューンで生産されている。ブルゴーニュワインの1種類とされている。生産地域は、マコンとリヨンの間、ボジョレー地方の山のふもとである。
毎年11月第3木曜日に解禁される、特産品の新酒をボージョレー・ヌヴォー (仏: Beaujolais nouveau)
という。以前はその年のブドウの出来栄えをチェックすることを主な目的としたもので、ワイン業者が主な顧客であったが、その後、解禁日をイベントとして、新酒として大々的に売る販売戦略や販売手法が確立され、現在はフランスでも、日本と同じ目的で一般の消費者向けに売られている。
2017年ワインの評価
ボジョレー栽培醸造研究機関のChatelet氏によると、今年のワインは「酸味と果実味とタンニンが見事なバランスで整っている。今世紀最高の出来と言われた2015年を彷彿とさせる芳醇さがあり、溌剌さとエレガンスさも兼ね揃えている」とのことで、かなり評価が高いようです。
美味しさの原因(1)夏の高温
その良質なワインの原因には、まず夏の高温と晴天が挙げられるでしょう。
一般にワインの糖度は光合成によって作られますが、日射が多く気温が高いと、より植物が盛んに光合成を行い、ワインのボリューム感が増します。今年8月は特に気温が高く、例えば南部ボルドーの気温を見ると、月全体で平年より1℃も高くなっていました。この暑さのおかげで、例年より早くブドウが実り、記録的に早い収穫ともなったようです。
美味しさの原因(2)春と初夏の悪天
一方、春や初夏に起きた悪天もまた、美味しいワインを作り出した原因と考えられます。何だか矛盾して聞こえるかもしれませんが、理由はこうです。
4月下旬ボジョレー等では気温が氷点下に落ち込み、霜やブドウの木々が凍結するなどの事態が発生、最大で9割の木に壊滅的な被害が出ました。加えて7月10日に起きた雹の嵐で、特にボジョレーでは被害が広範囲に及び、多くのブドウの実が落ちてしまいました。結果、フランスの今年のブドウ生産量は1945年以来最悪になったと言われています。
しかしブドウが落ちてしまったことで、残された果実に栄養が行き渡り、良質のワインにつながったと考えられるのです。
今年のワインは希少かつ至高の逸品。多くの生産者の方々の苦労と、悪天に耐え抜いたブドウに感謝をし、2017年のボジョレーをいただきたいと思います。
(Yahoo! JAPANニュース引用)