今年の漢字は「北」に決まりましたが、海外では今年の言葉と言うのが色々あります。
コリンズ英語辞典が選ぶ「今年の言葉」は、「fake news(偽ニュース)」だそうです。
この言葉自体は2015年、トランプ氏が米大統領選に名乗りを上げた頃から頻繁に登場し、コリンズが調査した45億件もの文例データで2017年の使用回数は前年比365%も急増しました。トランプ米大統領自身のツイッターで、ひっきりなしに目にします。
もともとはジョン・スチュワートの”ザ・デイリー・ショー”やクリス・モリスの”ザ・デイ・トゥデイ”などコメディアンによるトーク・ショーで誕生したといいます。
また、「gig economy(ギグ・エコノミー)」も、「今年の言葉」としてピックアップされました。定職を持つ人々が減少し、パートタイムの仕事を複数掛け持ちせざるを得ない経済を意味します。
合わせて、「unicorn(ユニコーン)」も「今年の言葉」の称号を獲得しました。
非上場ながら、評価額が10億ドル以上のベンチャー企業の総称でウバーやエアビーアンドビーなどを指します。
皮肉なことに、ギグ・エコノミーを支える人々にパートタイムの職を得る人々の存在があります。
最近、米国高級百貨店大手ノードストロームの店舗を買収したオフィスシェア大手ウィワークも、ユニコーンの代表格です。
世界的傾向が見えてきます。日本でもこの傾向があるようです。ツイッターによる「偽ニュース」に惑わされ、また、定職を持ち安定的な生活をする人が減っていると言われています。
安定的な生活をするという考え方は終わるのでしょうか???
(言論プラットニュース アゴラ)引用