昨日(12月26日)爆弾低気圧はさらに発達しながら北海道の北へ進みました。北海道の北で、944hPaまで発達し、周辺では台風並みの暴風が吹き荒れています。
北海道を中心に、外出には危険を伴うほどの暴風が吹き荒れ、猛吹雪となっているところがあります。強力な寒気も日本付近に南下していて、週後半にかけて北日本を中心に大雪に警戒が必要です。
北海道のえりも岬では、昨日の早朝に最大瞬間風速39.4 m/sを観測。40m/sに迫る暴風が吹きました。平均20m/s前後の外出危険なほどの暴風となっています。
留萌市では灯台が倒壊し、稚内市では、ラッセル車が雪にのりあげ脱線しました。
北陸ではJCPZで大雪となっています。
午前5時の段階で積雪が0cmだった金沢市は、夜明け頃から断続的に強い雪が降り、積雪が急増。正午には30cmに到達しました。
金沢市で積雪が30cmを超えるのは、2012年2月19日(34cm)以来、また12月中の30cm到達は2005年以来のことです。
富山県内でも西部を中心に積雪が増加し、砺波市で26cm、氷見市で16cmを観測しています。
【JCPZ】
Japan Sea Polar Airmass Convergence Zoneのことで、「日本海寒帯気団収束帯」といいます。
朝鮮半島の北東側に白頭山を含む長白山脈があります。中国大陸からの北西の季節風がこの山脈によって2つに分かれ、風下の日本海で再び合流するときにできる収束帯です。