今日(4月3日)は、子供の頃は「節句」「花見」の日で、各家庭で弁当を作ってもらい、子どもが集まって山に登っていました。4月3日は春休みで楽しみの日でした。広島地区だけの風習だったのでしょうか。また、字が解りませんが「ことの節句」とも言っていました。インターネットで調べてみますと広島地域だけの風習のようです。
お花見の日
江戸時代の記録によると、広島では旧暦の「3月3日」に子どもたちがお弁当を持って、山に出かける風習があったようで、これを「花見」「節句」と呼んでいました。
この行事は新暦に変わり、「4月3日」に行われるようになりました。サクラの花が咲いているかどうかはあまり問題ではなく、この日に出かけることが重要だったようです。 したがって、サクラに限らず、モモやレンゲなどで花見を楽しむこともあったようです。
広島のお花見弁当
昭和時代の広島市域のお花見弁当。 巻き寿司、押し寿司、ばら寿司などの寿司類が主食。 サワラなどの焼き魚やてんぷら、煮しめ、かまぼこ、煮豆、貴重品だった卵も入ります。 デザートはミカンやリンゴなどに加え、ニッキの入ったカンテンまたは甘い羊羹(ようかん)。 飲み物は、大人は日本酒や白酒、子どもは小さなガラス瓶のニッケ水やみかん水。お花見弁当は、おせち料理と並ぶごちそうでした。