昨日(4月14日)、テレビで「画鋲」と「押しピン」についての違いを言っていました。関東では押しピンはほとんど使わないそうです。関東と関西の言葉の使い方の違いについて色々あるようです。
関東で「画びょう」、関西で「押しピン」と呼ぶ理由
カレンダーやポスターを壁に貼る際に使用する小さな針。実は関東と関西で呼び方が違います。関東では「画鋲(がびょう)」、関西では「押しピン」となります。
関東で画びょうといえば、平べったい円盤形をしたピンのことで、それに対して押しピンは、小さいねじ回し型のピンを指します。関西では平べったい円盤形の物も「押しピン」と表現する人が多く、関東の人と話すとややこしいことがあります。もともとは形によって区別していたので呼び名が違ったということです。
蕎麦には白ネギ? それとも青ネギ?
そばなどの薬味に入っている「ネギ」は「白いネギ」か、それとも「青いネギ」でしょうか? 白ネギを思い浮かべた人は関東出身、青ネギの人は関西出身であることが多いようです。
なぜこのような違いが生まれたのでしょうか。その違いは、実は「土壌」にあります。土壌の浅い関西では、根本の深い白ネギが育ちにくく、関東では青ネギが土壌の性質上育ちにくいそうです。
関東と関西で違いが出てきてしまったのは、こんな栽培環境による差があったからなのです。
なぜ関西では「大学4回生」と呼ぶのか
関西で大学生は「○回生」といい、留年した場合、5回生、6回生となります。関東で留年した場合は「また来年も4年生」と表現します。なぜ、関西の大学では「○回生」なのでしょう。
歴史をたどると、東京大学は各学年で所定の単位を取得しないと進級ができませんでした。これに対し、創立時の京都大学は留年せずに学年進級できるため、入学してからの在籍年数を表して「回生」という呼称を用いたようです。
そこから京都大学の影響を受けた関西の大学を中心に「大学○回生」との呼び方が広まりました。