昨日(6月8日)10時より広島原爆養護ホーム「舟入むつみ園」で財団法人広島原爆被爆者援護事業団の平成30年第2回評議委員会がありました。
平成29年度事業報告・平成30年度事業計画・平成30年度予算収支・平成29年度決算は全て原案通り承認されました。
財団法人広島原爆被爆者援護事業団 設立趣旨
昭和20(1945)年8月、広島市内に投下された原子爆弾により多数の死傷者の発生をみたことは我々の記憶に生々しいところであります。
そして、これら被爆者及びその家族のなかに、その後遺症に苦しみあるいは生活に困窮する数多くの人々が、救援の手を待っている実状から、広島県及び広島市は、これら被爆者の援護のために、諸々の施策を講じつつ、政府に対してその援護の強化について強く働きかけてきました。
政府においても、昭和32(1957)年には、「原子爆弾被爆者の医療等に関する法律」を、また、昭和43(1968)年には「原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律」を制定し、さらに昭和44(1969)年には、「原子爆弾被爆者養護ホーム」の設置に必要な予算措置もされました。
広島県及び広島市は、この機会に原子爆弾被爆者対策を強化推進するところとなりましたが、各種の施策のなかには、広島県・広島市が直接行うよりも法人に委託して実施した方が、また、別々に行うよりも共同して実施した方が効率的かつ効果的であるとして、昭和44(1969)年3月、広島県・広島市共同で「財団法人広島原爆被爆者援護事業団」を設立しました。
事業の概要
原子爆弾被爆者を援護し、その福祉の向上を図るために、原爆養護ホームの運営を行う。
現在は広島県知事の認定を受け、「公益財団法人広島原爆被爆者援護事業団」に移行しています。
運営施設
・広島原爆養護ホーム「舟入むつみ園」
・広島原爆養護ホーム「神田山やすらぎ園」
・広島原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」