最高気温

 昨日(7月17日)広島市の最高気温は35,2度でした。この気温は昔は百葉箱で観測していました。現在の気象庁では、強制通風方式を採用して観測しています。

アスファルトの上等は5~6度は高いと言われています。背の低い子供は直接影響を受けます。

 昨日の広島の気温は体感気温40度以上になっていると思われます。体温より高い気温の中で生活しています。しっかりと体調管理をしなくてはと思いました。

 

百葉箱とは
 主に外の気温をなるべく直射日光の影響や雨などの影響がないように測るために作られたものです。
 外側は日光を反射しやすいように白く塗られており、風通しをよくする為によろい戸を設けるなどの工夫が施されています。
 換気扇のようなものが入っていて風通しをよくするタイプの百葉箱もあります。
 通常、地面からの照り返しを防ぐために芝生の上などに百葉箱は設置されています。
 中には温度計(最高・最低温度計、自記温度計)や乾湿計(湿球と乾球の示度の差から湿度を求める計器)などを入れます。
 気温を測る高さは地上から1.2~1.5mと決められています。百葉箱はこの条件を満たすように設置する必要があります。
 また観測するときに百葉箱の扉を開けるので直射日光を受けないように扉が北向きになるように設置します。
 ちなみに小学校の校庭の片隅などに置かれている大きさの百葉箱だと10万円では手に入らない高価な物です。

 

 気象台やアメダス観測点ではWMO(世界気象機関)の規則により、温度計は芝生を引いた地面の約1.5メートルの高さのところに直射日光に当てないようファン付きの通風筒に入れられて測定しています。
 天気予報での予想気温はこのようにして測定された気温を発表しています。

 

自然通風方式
 自然通風方式は、百葉箱などの日射をさえぎった風通しのよい筐体の中に温度センサーを設置し測定する方法です。ただし、気象庁における試験では、箱の内側の大きさが90cm 程度の百葉箱(気象庁1号型)でも、自然通風では平均的に昼間はやや(0.1
~0.2℃)高く、夜間はやや低く計測することが分かっています。

 

強制通風方式
 強制通風方式は、ファンなどにより温度センサー周辺の空気を強制的に換気し、温度センサーが蓄熱するのを防ぎ、空気自体の温度を測定する方式です。気象庁の行う気温観測は強制通風筒を用いる方式が標準となっています。
 強制通風方式では、ファンを動かすための電源が必要になります。

百葉箱

強制通風方式

 

サイト内検索

 

キーワードを入れることで、サイト内記事が検索できます。