昨日(11月15日)、那覇市おもろまち3丁目1番1号に新築した「沖縄県立博物館・美術館」を視察しました。沖縄県立博物館・美術館を那覇新都心である「おもろまち」に移転新築しました。「おもろまち」は米軍から返却された地域で那覇市の新都心として位置づけられています。
沖縄県立博物館・美術館
那覇市首里にあった県立博物館は1966年に建設が行われ老朽化が進んでいた、そのため新館への移転計画が出され、1991年には沖縄県立博物館基本構想が策定、1994年には沖縄県立博物館新館建設基本計画が作成された。なお、1991年の時点で、那覇新都心への建設計画が一部浮上していた。
1996年に博物館新館と美術館を併設する形で基本設計が行われ、1999年に着工し、2000年に開館という目標を目指したが、総事業費が395億円という試算が発表され、バブル崩壊後の当時の県は財政難であり、建設は困難であるということからこの計画は凍結された。
その後、長らく凍結された建設計画は、2002年に経費削減のため事業費を225億円に圧縮するという計画のもとで、本土復帰30周年記念事業として再開されることが決定した。そして、2003年度に建物と博物館展示の実施設計を行い、2004年度から2006年度にかけて建設工事を行い、2007年度に開館する計画を立てた。建物の建設計画自体は順調に進み、実際の開館も予定通り2007年に行われた。
現在は指定管理者「一般財団法人沖縄美ら島財団」が管理運営をしています。
全景
玄関前
裏口
会議室(館長と学芸員に説明を受けました)