11月29日ユネスコ(国連教育科学文化機関)は、モーリシャスで開かれた政府間委員会で日本政府提案の「来訪神 仮面・仮装の神々」を無形文化遺産に登録すると決めました。
仮面をかぶり仮装した異形の姿をした者が正月などの節目に、「来訪神」として家や集落を訪れ、怠け者を戒めたり幸福をもたらしたりする年中行事。ユネスコの委員会は「地域の人々、とりわけ子どもたちが、アイデンティティーを形成し、地域社会への帰属意識を深め、互いの絆を強めている」と評価しました。
無形文化遺産に登録された「来訪神」
①吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)
②米川の水かぶり(宮城県登米市)
③男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)
④遊佐の小正月行事(山形県遊佐町)
⑤能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)
⑥見島のカセドリ(佐賀市)
⑦甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)※
⑧薩摩硫黄島のメンドン(同県三島村)
⑨悪石島のボゼ(同県十島村)
⑩宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)
※は2009年に登録済み