早いものであと1日で2018年(平成30年)も終わります。私の干支であった戌年も終わり、来年は亥年です。今年も色々ありましたが、元気に年越しを迎えています。年々1年が早く感じます。この早く感じるのには「ジャネーノ法則」があるそうです。
ジャネーの法則
19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則です。
主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明しました。
簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
「時間が経つのが早く感じる」というものは心理的な要因であり、ジャネーの法則であるように歳を重ねると多くの人が時間を早く感じるわけです。
しかし、時間の経過を早く感じるかどうかは個人の差があり、私の感じる1日とあなたの感じる1日は違います。
また、何もせず1日をボーっと過ごすのも1日で、忙しく充実した1日を過ごすのも同じ1日です。
一日の密度を濃くしたり薄くしたりということは個人でコントロールできます。
日々多くの事を経験して充実した日常を送るということは密度が高い時間を過ごすことになり、人生における時間の経過を引き延ばす事になります。
この考え方は簡単に言うと1日1回の楽しいことを経験していた人が、1日に3回楽しい経験をすることが出来れば、本来は3日かけないと経験出来なかったことが、1日で経験出来るようになり、日常が普段の3倍の長さになるという考え方です。