茶十徳

 朝食後に毎朝「抹茶」を飲んでいます。とても美味しく心が落ち着きます。昔から「茶の十徳」という言葉があるそうです。

 

茶十徳
 今から800年ほど前に、茶祖と呼ばれる栄西禅師(えいさいぜんし)の弟子、明恵上人(みょうえしょうにん)が、京都の栂尾(とがのお)高山寺の庭に茶の種を蒔き、お茶を飲むことの効用を十か条にし、広めたことに由来します。

 

▽{「茶十徳」の解説
一者  諸佛加護
 お茶は強く根をはり、一年中緑を保ちます。その生命力があなたを守ります。

 

二者  五臓調和
 お茶に含むタンニンやアミノ酸等の成分が、体のバランス維持を受持ちます。
 
三者  孝養父母
 お茶の深い味わいは、素直な心を育て父母への感謝の精神を植えます。
 
四者  煩悩消除
 お茶の深い味わいは、わずらわしい世事の疲れを忘れさせます。
 
五者  壽命長遠
 お茶は養生の仙薬ともいわれ、毎日を元気に暮らすことができます。心に煩悩なく身に病気さえなければ、日々の仕事に精励でき寿命も長くなります。
 
六者  睡眠自除
 お茶は神経の機能を活発にし、頭脳と血液の循環を増進し睡魔を除去することができます。
 
七者  息災延命
 お茶はアルカリ性で「飲むサラダ」と言われていて、毎日を元気で暮らせます。茶人には息災で長寿者が多いです。
 
八者  天神随心
 お茶を飲むときは心を落ち着かせ、無我無心で純真な心になりきることができます。このため天神の心に叶い随う心境になります。
 
九者  諸天加護
 一服のお茶は、楽しい語らいと家族や友人等との団欒の場を醸し出します。邪気邪念もなく、祈らずとも神仏の加護があります。
 
十者  臨終不乱
 お茶は昔から仙薬として愛飲され、心の平静を保ち天寿を全うできます。

 

サイト内検索

 

キーワードを入れることで、サイト内記事が検索できます。