三寒四温

 今朝(3月12日)は、冷たい雨が降っています。暖かかったり寒かったり気温の変化が激しい季節です。
 この時期「三寒四温」という言葉をよく耳にします。冬の終わりから早春にかけての言葉だと思っていました。俳句の季語は冬です。中国北部・朝鮮半島のことわざから来ているようです。

 

三寒四温
 冬期に寒い日が3日ぐらい続くと、そのあと比較的温暖な日が4日ぐらい続き、寒暖が繰り返される現象。中国北部や朝鮮半島でいわれる俚諺(りげん)である。
 冬の寒さは風速に支配される部分が大きいから、このような繰り返しはシベリア高気圧から吹き出す風の強弱によっても現れる。

 

 三寒四温は日本の本土の天候にはあまりはっきりとは現れず、ひと冬に1回あるかないかという程度である。これは、日本付近の冬の天候が、シベリア高気圧だけでなく、太平洋の高気圧の影響を受け、天候の変化の様相が複雑になるからである。

 

 俳諧(はいかい)では単に「三寒」とも「四温」ともいい、「四温日和(びより)」とともに冬の季語。

 

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