先日、「ケツを割る」という言葉について「仕事を途中で投げ出すこと」と使っていましたが、どこからこの言葉は来ているのだろうと話題になりました。
ケツは尻ではなく、欠のようです。
「けつを割る」
江戸時代の職人用語で「仕事を受けたがむずかしくて手に負えず途中で依頼主に断ること。」ということでした。
「けつ(欠)」とは、「仕事をすすめるうえで欠けていた点」のことで、これをあらいざらい依頼主にぶちまけて(暴露して)請負仕事を途中で断わる、ことを意味しています。
いまでは、「この途中で仕事を投げ出す」ことだけがクローズアップされて、「無責任に受けた仕事を放り出す」というように使用されているようです。