先日から、四つ葉クローバービジネスが話題になっています。
幸せを呼ぶとされる四つ葉のクローバーを栽培している、岡山県鏡野町の矢部きのこ園です。料理の飾り付けなどに使われ、ホテルや結婚式場から注文が相次いでいます。
きっかけは10年ほど前、シイタケを栽培していたビニールハウスが雪の重みで倒壊し、失意に沈んでいた時、町内の道の駅で、飾り用の笹(ささ)や紅葉の葉が売れ筋であることに気付きました。「田舎ではあたり前のものが、商品になるのか」。そこで料理に添える葉などを売る「葉っぱビジネス」を展開する徳島県の農家を視察し自分でも落ち葉の販売を始めました。
ある日、町内を散歩中に偶然、クローバーが目にとまりました。「四つ葉のクローバーはつまものとして売れるのではないか」。そう思いつき、空き地を回って探していると、四つ葉の多い株を発見、持ち帰って育てることにしました。2年ほど選別を繰り返し、全体の 1割ほどが四つ葉になる株ができました。また、外傷から分裂するという特徴を利用して多くの4つ葉のクローバーを作っているそうです。遠方へ出荷しても傷まないよう、水を含んだスポンジの上に葉を載せるパッケージも考え出しました。
クローバーのは、シロツメクサという草であり、春から秋にかけて白い花を咲かせます。
茎は地上を這い、葉は3つの小さな葉が集まって出来る三小葉で、先が丸みを帯びて楕円状の形をしています。
クローバは、空気中の窒素を根っこを通じて土の中に運んでくれる働きをするため土壌がよく、クローバーが生えている場所では作物が育ちやすいと言われています。
クローバーはもともとは3つの複葉であるため、それが4つの複葉になるのは、普通の状態ではありえない事になります。その確率は、1万分の1~10万分の1と言われており、分かりやすく言えば、交通事故に遭う確率や年末ジャンボ宝くじで4等(5万円)~3等(100万円)が当たるのとほぼ同じです。
四葉のクローバーの発生要因として考えられるのが、
・三小葉のクローバーが芽の段階で外部的要因で傷ついてしまい、外傷から分裂して4つ
の葉になる
・突然変異によるもの(がんの原因も細胞の突然変異で、突然変異の理由は解明されてい
ない)
の2つです。
その4つの葉には、
・Faithful Love ( 満ち足りた愛 )
・Fame ( 名声 )
・Wealth ( 富 )
・Glorious Health ( 素晴らしき健康 )
という意味があり、これら四枚が揃うと「 True Love ( 真実の愛 ) 」という意味になります。