畑にシソがたくさん生えています。赤しそに青しそ(大葉)と沢山生えています。赤しそは梅干しと一緒に漬けます。青しそは天ぷらや色んなサラダに混ぜたり、刺身のつまに大根と混ぜて使っています。
シソは紫蘇と書きます。よみがえる紫の草です。
伝説では後漢の末期、洛陽の若者が蟹の食べすぎで食中毒を起こし死にかけたときに、名医・華佗がシソの薬草を煎じ、紫の薬を作った、薬を用いたところ、若者はたちまち回復しました。もしくは、蟹を食べて食中毒にかかってしまって死にかけた子供に、紫のシソの葉を食べさせたところ蘇ったという。それからこの草を「紫蘇」と呼ぶようになったと伝えられている。
シソ(紫蘇)
シソは、中国原産のシソ科の一年草。日本に渡来したのは平安時代と言われています。シソには、葉が緑色の「青じそ」、紅紫色の「赤じそ」、葉の表が緑色で裏が紅紫色の「片面じそ」などがありますが、栄養価的には大きな違いはありません。赤じその旬は6月~8月、青じそは通年出回りますが、7月~9月が旬です。
成分としては、水分、糖質、ビタミンA(βカロテン)、(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、モリブデン、食物繊維などを含みます。
シソの効能としては香り成分のペリルアルデヒドがあげられます。ペリルアルデヒドは胃液の分泌を促し食欲を増進したり、殺菌作用、防腐効果、解毒作用があります。刺し身のツマに防腐効果のあるシソが利用されるのは理に適ったことです。過度な期待は禁物ですが、夏場はお弁当などにシソの葉を入れておくと食中毒の予防にもなります。
効果効能
健胃、食欲増進、血行促進、免疫力向上、精神安定、花粉症の改善、美肌効果、発がん抑制作用、防腐効果、解毒作用。
赤しそ
青しそ(大葉)