長い梅雨が終わり暑くなりました。地球温暖化のためか急にスコールが降るなど亜熱帯気候になったような気候となりました。
欧州では大変なことが起きているようです。
欧州を襲っている熱波により7月25日、ドイツ、フランス、英国、オランダで最高気温の記録が更新されました。 熱波は、サハラ砂漠の熱い空気が高気圧に引っ張られて大陸を北上することにより発生しているという。ここ1カ月で2度目で、科学者らは地球温暖化に伴い熱波の発生頻度は高まりつつあると指摘しています。
25日、パリの気温は観測開始以来最高(42,6℃)となり、英国では7月の最高気温記録が塗り替えられた。ドイツでは北西部の都市リンゲンで気温が摂氏41.5度と2日連続で過去最高を記録し、同じ日にペルシャ湾岸アラブ諸国の首都で記録された気温並みとなりました。
こうした中、ドイツとフランスの原子力発電所では発電量が落ち、英国では一部鉄道が運休、普段家庭でエアコンを使用していない欧州の人々が扇風機を買いに走るなどしています。(エアコンの普及率5%と言われている)
専門家によれば、地球温暖化ガスによる気温の上昇に伴い、今回のような熱波は欧州の新たな常態になりつつある。英セントアンドルーズ大学のマイケル・バーン教授は、「気候変動の影響で、間違いなく熱波の頻度は増え、厳しさが増すだろう」と予想しています。
フランスの気象庁も、二酸化炭素の排出を大幅に削減しなければ、これまで以上に頻繁に熱波に見舞われ、厳しさも増すと警告しています。
極端な猛暑は欧州だけにとどまりません。インドは極度の干ばつと人的被害を伴う洪水を繰り返し、先週は米国で1億5700万人が猛烈な熱波に見舞われました。北極圏でも前例のない規模で山火事が頻発しています。