初雪

 昨日(1月16日)で、広島の初雪の過去最も遅い観測日は1935年1月16日でしたので、85年ぶりにこの記録は更新されました。暖冬の影響で、今季の初雪が中国地方では広島、山口、岡山県でまだ観測されていません。いずれも平年に比べて1カ月ほど遅れています。

 

 初雪は、各地方気象台で、職員が雪かみぞれを目視で確認した場合に発表されます。山間部で雪が降っても、いずれも平野部の市街地にある気象台で観測されなければ各県での「初雪」とはなりません。

 

 暖冬の要因の一つは、いつもより北寄りの偏西風の流れにある。日本気象協会中国支店(広島市中区)によると、偏西風は例年、冬場には日本列島南側の太平洋上空で吹いている。しかし、太平洋にある高気圧の影響でコースが北へ押し上げられ、日本列島を横断するように通過しています。シベリア方面の寒気が南下しにくくなっています。

 

 このため気温も下がりにくく、広島市中区の昨年12月の平均気温は平年より1・1度高い8・6度。同月の最低気温(2・2度)は記録の残る1879年以降の12月で最も高かった。呉や福山、岩国市などでも12月の平均気温は平年より1度以上高かった。

 

 同支店の筒井幸雄・気象予報士(59)は「今季の暖冬は地球温暖化をベースに偏西風の影響が加わった格好で、山陰や山間部も含めてこんなに雪の少ない冬は珍しい」と指摘しています。

 予報でもこの状態が進みそうで、各スキー場は大変困ったことになりそうです。

 

追伸

 日にちを間違えていました。今日(1月16日)で85年ぶりの記録更新です。

 

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