今日(2月11日)は、「建国記念の日」です。
「建国記念の日」が制定されたのは、いまから54年前の昭和41年(1966年)です。「祝日法」改正によって祝日に加えられ、翌年1967年から施行されました。
もともとは戦前の「紀元節」でしたが、1945年の敗戦以来、占領軍のGHQによって廃止させられていたものを復活させたものです。
日本以外の諸外国では、独立記念日や革命記念日、あるいは統一記念日など、明らかに確定できる日時が「建国記念日」と定められています。
有名なものでは、米国の「独立記念日」(インデペンデンスデー)は英国から独立を勝ち取った1776年7月11日、フランスの「革命記念日」はバスティーユ監獄襲撃によってフランス革命が始まった1789年7月14日を記念日としたものです。
このほか、1947年のインドの独立記念日(8月15日)、1917年フィンランドの独立記念日(12月6日)も、それぞれ英国とロシアから独立した日を記念日としたものです。
ところが日本には独立記念日も革命記念日もありません。いつ「建国」されたのかわからないほど古い国であることは確かですが、建国された日時まで確定することは不可能だと言われています。その事から「建国記念日」とは言い切らずに、「の」の字が入った「建国記念の日」としています。