今朝(3月5日)は、みぞれが降っています。とても寒く感じます。気温は3℃です。昔から言う「3寒4温」を感じます。しかし、このことわざは日本のものではないようです。
三寒四温(さんかんしおん)
冬季に寒い日が3日ほど続くと、そのあと4日ほど温暖な日が続き、また寒くなるというように7日周期で寒暖が繰り返される現象。 朝鮮半島や中国北東部に典型的に現れる現象で、日本でもみられます。
日本では本来は冬の気候の特徴として使われていましたが、最近では春先に使われることが多くなってきています。
もともとは中国北東部や朝鮮半島におけることわざであって、シベリア高気圧の勢力がほぼ7日の周期で強まったり弱まったりするからと考えられています。
しかし、日本付近の天候はシベリア高気圧だけでなく、太平洋の高気圧の影響も受けるので、日本では三寒四温がはっきりと現れることはなく、一冬に一度あるかないかという程度です。そのため近年では本来の意味から外れて、春先に低気圧と高気圧が交互にやってきたときの気温の周期的な変化、という意味合いで使用されることが多くなっています。
俳諧(はいかい)では単に「三寒」とも「四温」ともいい、「四温日和(びより)」とともに冬の季語です。