昨日(3月6日)FUKUSHIMA50という映画を観に行きました。新型コロナウイルスが蔓延しいる状況ですので、周りに誰もいない席を探し観ました。(一番後ろの席で2m四方誰もいませんでした)
素晴らしい映画でした。命を懸けての作業の模様は、日本人の勤勉さ・責任感・真面目さを感じました。
見えない敵と戦うというのは現在の新型コロナウイルスとの戦いと似ていると感じながら観ました。
FUKUSHIMA50
門田隆将著のノンフィクション書籍『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』を原作に、東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子力発電所事故発生時に発電所に留まって対応業務に従事した約50名の作業員たち・通称「フクシマ50」の闘いを描いています。監督は若松節朗、主演は佐藤浩市と渡辺謙です。
あらすじ
2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0、最大震度7という日本の観測史上最大となる地震が発生し、巨大津波が福島第一原子力発電所を襲った。津波による浸水で全電源を喪失してステーション・ブラック・アウト(SBO)となり、冷却不能の状況に陥った原子炉は、このままではメルトダウン (炉心溶融) により想像を絶する被害がもたらされることは明らかだった。
1・2号機当直長伊崎(佐藤浩市)ら現場作業員は、原発内に残り原子炉制御に奔走する。全体指揮を統括する吉田所長(渡辺謙)は部下たちを鼓舞する一方、状況を把握しきれていない本店や官邸に対し怒りをあらわにする。しかし、現場の努力もむなしく事態は悪化の一途をたどり、近隣の人々は避難を余儀なくされる。
官邸が試算したこの事故による最悪のシナリオでは被害範囲は半径250km、避難対象人口は約5000万人にも及び、それは「東日本の壊滅」を意味する。現場に残された唯一の手段は「ベント」で、未だかつて世界で実施されたことのないこの手段は作業員が体ひとつで原子炉内に突入して行う手作業が要求される。外部と遮断され何の情報も入らない中、ついに作戦は始まる。
映画中の吉田所長の言葉が非常に印象が残りました。
「俺たちは自然の力をなめていたんだ。10m以上の津波は来ないと、ずっと思い込んでいた、確かな根拠もなく。1Fが出来てから40年以上、自然を支配したつもりになっていた。慢心だ」