アマビエ

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、江戸時代に流行し、疫病退散に御利益があると信じられた妖怪「アマビエ」がネット上で人気となっています。

 

 「アマビエ」は江戸時代末期の弘化3年(1846年)、肥後国(熊本県)に出現した怪異として、当時の新聞である瓦版にその姿が収められている。

 

 妖怪に詳しい福井県文書館の長野栄俊主任司書などによると、アマビエは長い髪を持ち、うろこを身にまとったような愛くるしい姿をしている。肥後(熊本県)の海から姿を現し、「この先6年は豊作が続く。疫病が流行した際は、私の姿を描き、人々に見せよ」と語ったとの言い伝えがある。

疫病退散の御利益があるとされる江戸時代の妖怪「アマビエ」の刷り物(京都大附属図書館所蔵)

 

サイト内検索

 

キーワードを入れることで、サイト内記事が検索できます。