9月入学

 現在、新型コロナウイルス感染の影響で、学校が休校しています。その様な中で9月入学説が急浮上してきています。9月入学については賛否両論の意見が沸騰しています。文科省は6月一杯を期限としてこのことを整理して国民に公開すると発表しました。

 

 私は色んな困難はありますが9月入学説に賛成です。休校で学力・体力の低下は起こり、家庭力の差で教育格差が広がると思います。6月から9月までその差を埋める作業をし9月入学にするのが良いと思っています。色んな障害はおきます。今だからこそ、その障害を乗り越える知恵が出るのではないでしょうか。このような時期をとらえないと変わらないと思います。

 

 昨日(5月9日)、テレビ朝日系で生放送されたニュースバラエティー番組「池上彰のニュースそうだったのか!!」で、明治時代に日本も『9月入学』だった痕跡が夏目漱石の小説「三四郎」にあると指摘しました。

 「三四郎が東京帝国大学に入学することになり、東海道線で東京に向かう途中、なぜか列車の中で知り合った女性と名古屋の旅館で相部屋ということになり、若い三四郎青年が戸惑うという描写の中に蚊帳(かや)が出てくる。つまり(上京は)8月だった」としました。

 

 9月入学については欧米を中心に導入されるが、その時期になった理由については「昔から7、8月は農作物の収穫で大忙し。子供は親の手伝いをする。それが落ち着いた9月ごろ、季節が良くなったころに学校を始めたらどうか、というので大体9月くらいから。いわゆる秋入学が定着した」との説を紹介しました。

 

 日本は大正時代に入って会計年度が切り替わる4月に入学時期が変更されたという。説を紹介しました。

 

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