7月2日、気象庁は一か月予報を発表しました。向こう1か月は、全国的に高温予想です。
梅雨明けは、関東甲信地方など、平年より早い所もありそうです。広島も7月13日の週で梅雨明けしそうです。
7月4日~10日
平均気温は、北・東日本と、沖縄・奄美は、平年より高いでしょう。西日本では平年並みの予想です。
この期間、日本付近は、高気圧の縁を回る「湿った空気」の影響を受けやすくなるでしょう。「湿った空気」というのは、雨のもとになります。このため、北・東・西日本では、前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて、曇りや雨の日が多くなりそうです。
特に、西日本や東日本では、今週末と、5日~7日頃にかけては、大雨の恐れがあります。過去にも、梅雨末期の大雨で、被害が発生した例がありますので、雨の降り方に十分お気をつけください。
7月11日~17日
平均気温は、全国的に平年より高いでしょう。
ただ、この週のポイントは「暑さ」だけではありません。この頃になると、梅雨前線が北上して、北日本を中心に、前線や湿った空気の影響を受けやすくなるでしょう。そのため、「東日本の太平洋側と西日本では、平年に比べて、曇りや雨の日が少なくなる」というのもポイントです。
平年ですと、梅雨明けは、九州南部は7月14日ごろ、九州北部は7月19日ごろ、四国は7月18日ごろ、中国と近畿、東海、関東甲信は7月21日ごろです。これらの地方では、今年は、平年より梅雨明けが早まる所もあるでしょう。
7月18日~31日
全国的に高温傾向でしょう。22日は二十四節気の「大暑」で、暦の上では「一年で最も暑い時期」を迎えます。実際にも「一年で最も暑い時期」に差し掛かりますが、今年は、いつもより暑さがレベルアップしそうです。
さらに、今年は新型コロナウイルス感染予防対策をしながら、熱中症にも予報対策が必要です。無理をしないで、2メートル以上の距離が保てる所では、マスクを外して、涼しくしてください。
天気は、全国的に平年と同様で、北日本は曇りや雨の日が多いものの、東・西日本と沖縄・奄美は、晴れの日が多いでしょう。広い範囲で、夏空の日が多くなりますので、万全な紫外線対策も心がけてください。