墓掃除

 今朝(8月9日)、散歩を中止し盆前の墓掃除をしました。
 周りの草を抜き墓を奇麗に洗い流しました。
 近頃はカラフルな盆灯籠を立てる家は少なく、墓参札(塔婆)を立てる家庭が増えてきています。お盆の墓所の風景が変わりました。

 

広島の盆灯篭
 竹の先を6つに割り広げ、上部に竹のわく(現在では針金のものもありますが)を挟み、赤・青・緑・黄色・紫等の色紙を貼り飾りを付けたものです。初盆のお家では、白い灯籠をたてます。灯籠ではありますが、実際に中に火を灯すことはなく(昔はナスなどに爪楊枝をさしてロウソクを立て、中で点灯させたようですが)色をお供えするという意図のものです。

 

 始まりは、広島城下で傘貼りをしていた浪人さんが、亡くなられた娘さんのお墓にお供えするものを自作したといわれておりますが、他にも諸説あります。「安芸門徒」特有の習慣と紹介されることもおおいのですが、本来は、広島城下(広島旧市内)から太田川流域にかけての習慣だそうです。
 長さ2メートル近いものから 50センチくらいの小さなものまで色々とあります。

 

墓参札(塔婆)

 現在の様な墓参札は、三篠の光隆寺さんが「虚礼廃止」と「防火のため」の理由で盆灯籠を廃止された変わりに紙で作った名刺状の札を製作されたのが始まりだそうです。

 

 札には「下がり藤」の紋が入っております。これは「南無阿弥陀仏」「無量寿」などの阿弥陀如来を示すものを屋外に放置することが不適切であると考えられた事によるものであるそうです。

 しかし、最近では火災の危険性や廃棄物処理の問題などから木札を立てる家庭が増えてきています。我が家でもこの木札を立ててます。

 

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