関東地方に「熱中症警戒アラート」が出されています。
熱中症警戒アラート
熱中症予防のために、2020年から気象庁と環境省が発表している情報。2020年に全国に先駆けて関東甲信地方を対象に実施している。来年から全国に広げるようです。
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)
熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、
人体の熱収支に与える影響の大きい
①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。
暑さ指数の使い方
暑さ指数(WBGT)は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。
(公財)日本スポーツ協会では「熱中症予防運動指針」、日本生気象学会では「日常生活に関する指針」を下記のとおり公表しています。労働環境では世界的にはISO7243、国内ではJIS Z 8504 「WBGT(湿球黒球温度)指数に基づく作業者の熱ストレスの評価-暑熱環境」として規格化されています。