昨日(8月23日)は、24節気の「処暑」でした。
佐賀新聞Liveに面白いコラムが載っていました。引用します。
きょう23日は二十四節季の一つ処暑
◆処には収まる、止まるという意味合いがある。夏の暑さも一段落という季節の変わり目
で、秋の季語になる。とはいえ、まだまだ終わらないぞという感じの猛暑である。この1
週間は全国の多くの市町で最高気温の記録を更新した
◆静岡県浜松市で記録した国内史上最高に並ぶ41・1度はフェーン現象が要因とみられ
る。山を越えた気流が向こう側に降りる時に乾いて温度が上がるフェーン現象。広辞苑に
は漢字で「風炎」とある。なるほど、これは暑い
◆こんなに夏らしい夏だったのに、何となく物足りなさを覚える今夏。遅かった梅雨明けに
加え、祭りや花火など夏の風物詩が中止になったからだ。海に行かなかったという人も多
いだろう。なのに、多くの学校であす24日は始業式。既に2学期が始まった学校もあ
る。同じ1年でも10代、20代の若者にとってはかけがえのない時間。思い出づくりに
行動範囲が広がっても無理はない。今後もどうかコロナ対策を忘れずに!
◆暑さの中にも季節は移ろう。猛暑ももう少しの辛抱だ。過ぎゆく夏を惜しみながら秋を待
とう。作曲家の中田喜直(1923~2000年)の代表曲に「夏の思い出」と「ちいさ
い秋みつけた」がある。この時期にぴったりの調べだ。感覚を研ぎ澄ませばきっと、秋の
気配が見えてくる。